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オエステ会10周年記念ドイツの旅②
オエステ会10周年企画のドイツの旅2日目ですー!
本日はスーゲンハイムにある日本でもおなじみステッドラーさんの工場見学に行ってきましたー!
皆さんご存知でしょうか?
世界で初めて鉛筆製造が始まったのが、このドイツ・ニュルンベルクなのです。
それまでは黒鉛を木で固定する程度の質素な作りでしたが、1660年頃から今の鉛筆らしい形になっていきます。
日本では生類憐みの令で有名な5代将軍徳川綱吉の時代です。
ステッドラー社が会社として設立されたのが1835年、やはりここニュルンベルクに設立されました。
そしていまお店で見るブルーのボディが確立されたのは1901年。
現在ではドイツが誇る一大老舗メーカーとなっています。
ちなみにドイツと言えばナチスが思い浮かぶと思いますが、アクセスの良さからナチ党大会は決まってこのニュルンベルクで行われました。
ユダヤ人迫害で知られる「ニュルンベルク法」もこの街で制定されたのです。
そのため第二次世界大戦の時にはとりわけ激しい攻撃を受け、建物の9割が破壊されるほどでした。
そして第二次世界大戦が終わったのが1945年。
ズーゲンハイムの工場で作られるマーカー、消しゴムの製造開始が1964年にスタートしています。
壊滅的な被害を受けたニュルンベルクの街では人口減少と復興のため働き手がおらず、郊外に工場を作る必要があったようです。
メーカーとしても順調に伸び続け、ズーゲンハイム工場の従業員数は約200人となっています。
ちなみにステッドラーは障害者を積極的に雇用している企業としてもよく知られているんですよ。
(これは上記のユダヤ人迫害への自責の思いから来ているのかも知れませんね)
統括マネージャー兼松江店店長
⇒次回、ステッドラー第三工場見学編「オエステ会10周年記念ドイツの旅③」へ続きます!