おしらせ・ブログ
デッサンと鉛筆
初めてブログの記事を書かせて頂きます、松江店新人スタッフです。
今回はぶんぶん堂で働く以前から趣味として描いている”デッサン”の事を書きたいと思います。
デッサン歴(というか絵を描き始めて)はまだ1年半と浅いのですが、デッサンをする事でこれまで面白い発見が多々ありました。
僕が使っている画材は、”四つ切ケント紙に、三菱鉛筆uni(5h~5B)とHi-uni(6B~8B)、金属等の濃ゆい部分だけステッドラールモグラフ(7~8B)”です。
実はデッサンを始めるまで鉛筆の濃さは2H~4Bまでしか存在しないものだと思っていました。
そのため初めて10Bの鉛筆で描いた時は、芯がとても柔らかく線を一本書いただけで先端が丸くなってしまったり塗った表面がテカテカになるほど色が濃かったり、また逆に8Hの鉛筆で描いた時は紙が破れそうなほど芯が硬かったりしてとても驚きました。
三菱鉛筆のuniとHi-uniを合わせると、10Hから10Bと、22種類あるのですが、デッサンでは人によって筆圧の強さや描き方が違うので使用する鉛筆の幅もかなり違ってきます。
ステッドラーのルモグラフを使うのは僕なりに考えた使い方で、三菱鉛筆uniとはまた違った質感がモチーフ同士の質感の差の表現を手助けしてくれます。
鉛筆を製造しているメーカーは他にもあるので、描いていくなかで色々な画材を試してみて自分に合ったものを見つけると良いのではないでしょうか。
また、”人によって描き方が違う”というところがデッサンの面白い所です。
同じモチーフでも描く人の性格によってどう描き進めていくか、どういうタッチで色を塗っていくかが違うので、完成した作品を見てこれはこの人が描いたんだなというのが分かる程に違いが出てきます。
デッサンに限らない話ですが、作品において細部の細部まで描いた人の性格が滲み出ているので、線の太さや短さ、どういった速さで描かれているかを意識して見てみると美術館に行った時、面白い発見があるかもしれません。
長々と書いてしまいましたが、また面白い発見があったら記事にしたいと思います。
松江店新人販売スタッフI